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モノシリンの3分でまとめるモノシリ話

モノシリンがあらゆる「仕組み」を3分でまとめていきます。

作者の連絡先⇒ monoshirin@gmail.com

【拡散!】俺らこんなアベいやだ~消費税増税再延期でアベノミクス失敗を認めた安倍総理に捧ぐ~

アベノミクス

安倍総理をテーマに不朽の名作「俺ら東京さ行ぐだ吉幾三)」の替え歌を作ってみた。

これを大勢で歌い踊ったらさぞかし楽しいだろう。

私はアベノミクスが超絶大失敗であること,その原因が物価の急上昇にあることがイマイチ広まっていないことに非常に危機感を抱いている。だからこの替え歌を作った。

これを見た人は是非拡散していただきたい。ストップ・ザ・アベノミクス

 

※↓原曲

 

 

========

ハァー!

増税は 延期しねぇ
断言したのに再延期

TPP 参加しねえ
断言したのにモロ参加

三本の 矢はどこへ?
新三本の矢なんだそりゃ?

信用ねえ あるわけねえ
アベの言葉は嘘だらけ

俺らこんなアベいやだ
俺らこんなアベいやだ
退陣せえや
退陣したなら 議員も辞めて
地元で隠居しろ

アソレ! 

退陣だ! 退陣だ! 退陣だったら退陣だ!

ハッ! 

退陣だ! 退陣だ! 退陣だったら退陣だ!

 

賃上げねえ あるわけねえ
そもそも消費がダダ下がり

物価だけ 上げ過ぎて
賃金追いつくわけがねえ

インフレを 続けるの?
実質賃金下げるだけ

不景気は あんたのせい
他国のせいにするんじゃねえ

俺らこんなアベいやだ
俺らこんなアベいやだ
退陣せえや
退陣したなら 議員も辞めて
地元で隠居しろ

アソレ!

退陣だ! 退陣だ! 退陣だったら退陣だ!

ハッ!

退陣だ! 退陣だ! 退陣だったら退陣だ!

 

年金を ぶっ込んで
日経平均アーゲアゲ

その後で 大暴落
何兆規模の大損失

「こりゃやべえ ひた隠せ」
「成績公開選挙後だ」

ふざけんな 金返せ
株価のための金じゃねえ

俺らこんなアベいやだ
俺らこんなアベいやだ
退陣せえや
退陣したなら 議員も辞めて
地元で隠居しろ

アソレ! 

退陣だ! 退陣だ! 退陣だったら退陣だ!

ハッ!

退陣だ! 退陣だ! 退陣だったら退陣だ!

============

 

【解説】

何をもってアベノミクス失敗とするか

周知のとおり,安倍総理は消費税増税再延期を決定した。しかも延期後の増税実施時期は自分の任期の後である。何という先送り。

安倍総理自身もアベノミクス失敗を認めたということである。

ところで,何をもってアベノミクス失敗というべきだろうか。

私は,実質民間最終消費支出がアベノミクス前よりも下がったことをもって失敗と判断すべきと考える。

実質民間最終消費支出はGDPの約6割を占めるものであり,正に日本経済の核だからである。

 

具体的に説明する。下記グラフは過去4年間の実質民間最終消費支出の推移である。2015年の実質民間最終消費支出は,アベノミクス前の2012年を下回ってしまった。これで増税するなんて狂気の沙汰である。だから延期の判断自体は正しいと思う。

(※2015年は306兆7238億円で,2012年は308兆0722億円)

f:id:monoshirin:20160603222450j:plain

内閣府の統計データを元に作成。

 

アベノミクスでかえって景気が悪くなったということである(なお,アベノミクス最初の年(2013年)だけ上がっているが,これは増税前の駆け込み需要の影響によるものである)。

しかも,このように「3年前の数字を下回る」という現象が起きたのはリーマンショックの翌年(2009年)以来という未曽有の事態なのである。

(※2009年は292兆3417億円で,2006年は294兆3441億円)

 

これがどれだけの異常事態なのか,下記のグラフを見るとよりはっきりする。これは過去22年間の実質民間最終消費支出の推移をグラフにしたものである。

f:id:monoshirin:20160528203755j:plain

内閣府の統計データを元に作成。

 

このように,実質民間最終消費支出というのは基本的に右肩上がりなので,下がること自体がめったにない。東日本大震災の年(2011年)ですら下がっていない。

 

前年より下がったのは過去22年でたったの5回しかないのだ。

その5回のうち2回がアベノミクス

 

再度繰り返す。過去22年間で「実質民間最終消費支出が3年前を下回る」という現象が起きたのは,リーマンショックアベノミクスのみである。

これに加え「2年連続で実質民間最終消費支出が前年を下回る」という現象が起きたのもリーマンショックアベノミクスのみである。

基本的に右肩上がりの実質民間最終消費支出において,このような現象がおきるのは超異常事態。

アベノミクスがどれだけの大失敗か,お分かりいただけただろうか。

ただの失敗ではない。超絶大失敗なのである。

おそらく,何もしなければ実質民間最終消費支出は勝手に伸びていたのではなかろうか。だって22年間でたったの5回しか下がったこと無いんですよ。

物価を上げれば景気がよくなるという考え自体が大間違い

端的に言うと,アベノミクスとは「物価が上がれば景気が良くなる」という考えに立っている。物価が上がる⇒企業儲かる⇒賃金上がる⇒さらに物価上がる⇒さらに企業儲かる⇒さらに賃金上がる・・・というサイクルが起きるという前提に立っている。

だが,現実に起きたのは物価が上がる⇒実質賃金下がる⇒消費が冷える⇒企業儲からない⇒賃金上がるわけない⇒なのにさらに物価上がる⇒さらに実質賃金下がる⇒さらに消費冷える⇒さらに企業儲からない⇒賃金上がるわけないという現象であった。

これをグラフで見てみよう。下記は過去10年間の消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の推移を示したものである。

f:id:monoshirin:20160511225533j:plain

総務省統計局統計表一覧

 

 いきなり上げ過ぎだっつーの。

アベノミクス3年間でなんと4.9ポイントも伸びている。要するに,物価が約5%も上がってしまったということだ。

(なお,日銀が言っている物価目標2%というのは,あくまで「前年比」である。アベノミクス開始時からの物価上昇率を2%にすると言っているのではない。しかもその物価目標は増税の影響を除いている。「物価目標が達成できない」と散々報道されているせいで,本当は物価が超上がっていることが目だたなくなってしまっている。)

 

増税と円安のダブルパンチでこれほどの異常な物価上昇が起きてしまった。

ここで強調しておきたいのは,この物価急上昇を全て増税のせいにしてはならないということである。増税だけでは4.9ポイントも物価は上昇しない。黒田バズーカ(異次元の金融緩和)で無理やり円安にしたことが物価急上昇に大きく影響している。

この急激すぎる物価上昇が国内消費に立ちはだかる巨大な壁となる。

私はこの急激な物価上昇が描く線をアベ・ウォール(アベの壁)と名付ける。

物価が約5%も伸びてしまったわけだが,名目賃金も同じくらい伸びないと,実質賃金が下がってしまうことになる。

なぜなら,実質賃金指数の計算式は名目賃金指数÷消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)×100だからである。

したがって,消費者物価指数だけ増大すれば実質賃金指数が下がることになる。

 

だが,下記グラフのとおり,この3年間で名目賃金指数はわずか0.1しか伸びなかった。

0.1って,月給が30万円だとすると,300円しか伸びなかったってことですからね。

f:id:monoshirin:20160511221510j:plain

毎月勤労統計調査 平成27年分結果確報|厚生労働省

 

さて,名目賃金が変わらないのに物価だけが急上昇した場合,実質賃金の急降下という現象が生じる。

下記のグラフは過去10年の実質賃金指数の推移を示すグラフである。

この3年間で実質賃金指数は4.6ポイントも落ちた。みなさんの給料が4.6%落ちたのと同じようなものである(※厳密に言うと「平成22年の実質賃金の4.6%分落ちた」)。

f:id:monoshirin:20160511220428j:plain

毎月勤労統計調査 平成27年分結果確報|厚生労働省

 

ここで話は終わらない。実質賃金が落ちた結果,消費が急降下したのである。

 下記のグラフは過去10年の実質家計消費支出指数(総世帯)の推移を示すグラフである。

f:id:monoshirin:20160511220518j:plain

統計局ホームページ/家計調査 家計消費指数 結果表(平成22年基準)

 

見よ,この急降下を。

ジェットコースターにしか見えない。

私はこれを「アベ・コースター」と名付ける。

 

ここで再度過去4年間の実質民間最終消費支出を見てみよう。

 

f:id:monoshirin:20160603222450j:plain

 

おっと,ここにもアベ・コースターが。

 

つまり,家計消費支出の落ち込みが,国内全体の消費の落ち込みに直結したのである。それがリーマンショック以来の異常事態を招いた。

諸悪の根源は何か。物価の急上昇である。物価だけが急上昇したので実質賃金が急降下し,そのせいで消費が急激に冷え込んだのだ。

黒田バズーカは国内消費を破壊しただけだった。

すなわち,アベノミクスは根本的に間違っている。

 

給料が変わらないのにモノの値段だけが上がったらどうしますか?

あまりモノを買わなくなりますよね?

そしたら企業は儲かりませんよね?

儲からないのに給料上げますか?

このように振り返って考えてみれば,うまく行くわけが無いのである。それがこの3年間の壮大な社会実験により証明された。

「史上最も愚かな経済政策」として,アベノミクスは世界の歴史に名を刻むであろう。

恩恵を受けたのは円安効果で儲かった輸出企業だけ。しかし,その恩恵が国内消費に波及することは無かった。

しかも,株価を上昇させて好景気を装うため,国民の大切な年金を大量に株に突っ込んで大損こいた。さらにその成績発表を参院選後に延期した。やりたい放題である。

責任を取れ

街中で自民党のポスターをよく見かけるが,要するに経済を良くしますよという内容が書かれている。

だが,以上に述べてきたとおり,経済が良くなっていないことはあまりにもはっきりしている。日本経済の核である実質民間最終消費支出がアベノミクス前より下がったのだから。

すなわち,安倍総理は結果を出すことができなかった。

結果を出せなかった者は去れ。

責任を取れ。

甘えるな。

しかし,彼自ら進んで責任を取って退陣することはまずありえないだろう。

参院選で大敗していただくしかない。

私は絶対に自民党には投票しない。責任を取らせるために。

 

俺らこんなアベいやだ

 

 ↓年金問題等も含めたアベノミクス失敗についてのより詳細な解説はこちら

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