モノシリンの3分でまとめるモノシリ話

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共産党,破防法に基づく調査対象だってよ。

www.sankei.com

 

政府が「共産党破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」と閣議決定したことが話題になっている。

 

選挙が近いので牽制の意味もあるのだろう。

しかし,共産党は与党だけではなく,野党からもあまり好かれているとは言えない存在である。

民主党(※今月27日の結党大会で民進党になるようだが現時点ではまだ民主党)も共産党選挙協力するのかどうかについて,はっきりとした態度を示していない。

民主党内でも共産党アレルギーの強い人は多いようである。

 

なんでこんなに嫌われるのか。それは共産党の綱領を読めば分かるかもしれない。

 長いので全てを引用するのは避けるが,一部を引用する。詳しく知りたいひとは上記のリンク先を見て欲しい。

五、社会主義共産主義の社会をめざして

 (一五)日本の社会発展の次の段階では、資本主義しほんしゆぎを乗り越え、社会主義しやかいしゆぎ共産主義きようさんしゆぎの社会への前進をはかる社会主義変革へんかくが、課題となる。これまでの世界では、資本主義時代の高度な経済的・社会的な達成を踏まえて、社会主義的変革に本格的に取り組んだ経験はなかった。発達した資本主義の国での社会主義共産主義への前進をめざす取り組みは、二一世紀の新しい世界史的な課題である。

 社会主義的変革の中心は、主要な生産手段せいさんしゆだんの所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化である。社会化の対象となるのは生産手段だけで、生活手段については、この社会の発展のあらゆる段階を通じて、私有財産が保障される。

 

このように,未だに社会主義共産主義社会へ日本を変革する夢を捨てていない。

しかし,社会主義共産主義というのは,ソ連崩壊が示したように,失敗することが既に歴史的に証明されている。

歴史的に失敗することが証明された主義について,それに固執することは,この政党の極めて非現実的な姿勢をよく表していると思う。

このような綱領を未だに維持しているようでは,永久に政権与党になることはできないだろう。

だから私が共産党を支持することは無い。

 

このような綱領を維持しているから,政府に警戒されるし,野党からも避けられるのだろう。現実を見据えて,党名と綱領を変えればいいのにと思う。