【分かりやすくまとめると・・・】
・地震には,大きく分けてプレート型地震,断層型地震,火山性地震がある。
・プレート型地震と断層型地震は,プレートの押し合いによる圧力が影響して起きる。他方,火山性地震は,マグマの圧力が影響して起きる。
・マグニチュードは地震のエネルギーの大きさ。震度は地震の揺れの大きさ。
マグニチュードが大きい地震でも,震源地が深ければ,震度は小さくなる。
大陸プレートと海洋プレートがぶつかる場所では、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいくという話はしたよね。
うん。海洋プレートは沈み込んでいって、やがて地球の熱で溶けてマントルに戻っていくんだよね。
じゃあ上に乗った状態の大陸プレートはどうなるのかな。
大陸プレートは海洋プレートに押し込まれて、しなった状態になっているんだよ。
棒を押し曲げたような状態だね。
そうだな。棒を押し曲げていって、手を放したらどうなる?
ビヨーンと元に戻るね。
それが地震の原因のひとつさ。大陸プレートは海洋プレートに押し曲げられていって、それが限界に達すると、一気に元に戻る。
元に戻る際に、海洋プレートとこすれて振動が生まれるんだ。
また、大陸プレートが元に戻る勢いで、海水が押し上げられ、津波が生まれるんだ。
ちなみに、日本は四つのプレートの上に乗っているから、このプレート型地震が頻繁に起こる。
作者:Pekachu
日本て、ものすごく危ない場所にあるんだね。
そうだよ。マグニチュード6以上の大きな地震に限っても、日本で起きる地震は世界の2割を占めているんだ。
それからもう一つの地震の型がある。断層型地震だ。
大陸プレートは海洋プレートから物凄い圧力を受けている。この圧力のせいで、大陸プレートの内部では、亀裂ができるんだ。
この亀裂のことを断層と言っている。
木の棒を曲げていくと、だんだん亀裂ができていくよね。あんな感じかな。
まあ、それと似たようなものかな。そしてその亀裂が、海洋プレートからの圧力によって、急にずれることがある。
その急激なずれによって、振動が生まれる。それが断層型地震だ。
作者:Anynobody
いずれの型の自身も、要するにプレートの押し合いが原因ということなんだね。
そのとおり。それからもう一つ、地震の型がある。火山性地震だ。
火山の地下にはマグマの通り道があるんだが、その通り道がマグマの圧力に耐えられなくなって崩壊することがある。
その際に、振動が生まれる。それが火山性地震だ。一般的に言って、あまり規模は大きくならない。
マグニチュードと震度ってどう違うの。
マグニチュードというのは,地震のエネルギーの大きさのことさ。
震度というのは,実際に地震エネルギーで起こされた揺れの大きさだよ。
君が大きな声を出す場面を想像してごらん。
君が力を込めて大声出しても,遠い場所にいる人には小さな音しか聞こえないよね。
逆に,近くにいる人には大きな音が聞こえるでしょ。
そうか。声を出す時に喉にこめる力がマグニチュードにあたるんだね。
そして,実際に聞こえる音の大きさが震度なんだな。
声は空気の振動で,地震は大地の震動だから,両者は似たようなものだな。
そのとおり。そうすると,例えば凄くマグニチュードが大きな地震が,凄く深い場所で起きたものなら,震度はどうなるかな。
震源から地表までが遠いから,震度はあんまり大きくならないだろうね。
逆に,それほどマグニチュードが大きくない地震でも,浅い場所で起きれば,その震度は大きくなる。
そう。物凄く大きな被害を出す大地震は,一般的に言って,マグニチュードが大きく,しかも浅い場所で起きているんだ。
地震て,要約すると,プレート同士が押し合うことによる圧力又はマグマの圧力が限界を超えた時に発生するんだね。
ストレスがたまった人が限界を超えて激怒するみたいなものだね。
そうだね。じゃあ次は気候の話をしよう。気候も生物に大きな影響をもっているからね。
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