モノシリンの3分でまとめるモノシリ話

モノシリンがあらゆる「仕組み」を3分でまとめていきます。

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皮膚科でほっぺにジューされた話

いつの頃からか忘れたが,私の左ほっぺには赤いイボができていた。

でっかいニキビができたなあぐらいに思っていたのたが,下を向いたときに視界に入るぐらい大きくなっていたので気になってきた。

 

ひょっとして,皮膚がんではなかろうか。

そう思って画像検索してみたら,,,,けっこう私のイボと皮膚がんは似ているのである。

ついに私も癌になったか。。。。ガクガクブルブルしながら私はとある皮膚科を訪ねた。

 

入ったら,患者は女性しかいない。何というアウェー感。

 

診察室に通されると,担当は見目麗しい女医さんであった。

 

女医「あ~これはウイルスですね。」

 

ウイルスでイボができるのか。私は過去に痔瘻(穴痔)になったことがあるが,あれもウイルスが引き起こすものだった。ということは・・・・

私「つまり,顔面に痔が出来たということですね。」

女医「顔面にできたら痔じゃないでしょ。イボです。」

そりゃそうだ。痔は尻の問題だから痔なのだ。私としたことが初歩的なミスをした。

 

女医「液体窒素で凍結させて除去します。」

 

液体窒素・・・・マイナス196℃のあいつか!

私は不朽の名作「ターミネーター2」のワンシーンを思い出した。

液体金属でできた無敵のT-1000型ターミネーターが,液体窒素を浴びて凍り付き,破壊されるあのシーンである。

 

私「つまり,ターミネーターをやっつけたのと同じ方法ですね!」

女医「ちょっと何言ってるか意味わかんない。」

 

女医さんは液体窒素よりも冷たく言い放つと,何やら奥からごそごそ円筒形の入れ物を持ち出してきた。煙がシュワシュワ出ている,,,,

ああ,間違いない。映画で見たあの液体窒素だ。。。

 

その円筒形の物体の中には綿棒が入れられていた。

 

女医「はーい,ちょっと痛いけど我慢してくださいね~」

女医さんは綿棒を私のほっぺのイボに当てた。

 

ジュー

 

私「綿棒がキンキンに冷えてやがる!!」

女医「黙れ。」

 

クール・・・!圧倒的クール・・・!

冷たさを通り越して痛い。

何度かジューを繰り返した後,女医さんは「1週間か2週間に1回通院してもらってこれを繰り返すことになります。」と言った。

 

私「ほっぺにジュ―をするということですね。」

女医「そうです。ほっぺにジュ―を繰り返します。」

私「それを繰り返すうちに,ふとした拍子に『ほっぺにチュー』になったりしませんか。」

女医「ならねえよブタ野郎。」

 

クール・・・!圧倒的クール・・・!

 

私「今,ブタ野郎って言いましたね。もう一回言ってください。」

女医「このブタ野郎。」

私「ごちそうさまでした。」

 

かくして私は自分が皮膚がんでは無かったことにほっとして家路についたのであった。

 

(※この話は皮膚科に行って液体窒素で凍結治療をうけたことは事実ですがそれ以外がどこまで事実なのかは想像に任せます。)

 

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