モノシリンの3分でまとめるモノシリ話

モノシリンがあらゆる「仕組み」を3分でまとめていきます。

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ツイッターダイエット~17.6キロの減量と、その後~

2020年1月中旬、「そうだ、ダイエットしよう」と思い立ち、ダイエットした。

私の家系は遺伝的に糖尿病になりやすいので、太ったままだと発症する危険性があり、そろそろやばいと思ったのである。

下の写真はダイエットの前と後を並べたものである。

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厳密にいうと、左の写真は2019年4月8日に撮った写真であり、おそらく74キロ程度。ダイエット開始時の2020年1月中旬(何日かは忘れた)はそれよりもやや多く、75.6キロあった。

そして、右の写真は58キロ。2020年10月15日に撮影したものである。約9か月で17.6キロ減量した。脂肪が落ちたので顔のパーツが大きく見える。

 

どうやって痩せたかというと、次のとおりである。

 

1 毎日体重をツイッターで公開する。

2 朝はプロテインだけ。

3 昼食と夕食の摂取カロリーをだいたい1500キロカロリー以内に収める。

4 夕食は午後5時台に食べ、以降は何も食べない。

5 毎日40分~50分有酸素運動をする。

 

毎日体重をツイッターで公開したことはとても良いプレッシャーとなった。やはり「見られている」という緊張感があると全然違う。今まで幾度となく痩せようとして挫折したが、今回はツイッターの力を利用してうまくいった。だからこの減量を「ツイッターダイエット」と名付けた。

公開するなら毎日がいい。かつて私は週に1回体重をブログで公開するという方法でダイエットをしたことがあったが、めちゃくちゃになった。

平日は炭水化物をすべてカットし、体重測定(金曜朝)の前日はサウナに行って水を抜いて体重を減らし、体重測定後の夜はラーメン・ギョーザ・ビールの悪魔的コンポをキメてリバウンドする、ということを繰り返すようになったのである。

最後は全然減らなくなってしまったので、絶食+サウナで無理やり3日で3キロぐらい減らし、目標(その際は60キロ)を達成したことにして減量を止めた。そしてあっという間に元の体重に戻った。今回はその轍を踏まないよう、毎日公開することにしたのである。これだとインチキできない。

 

今回のダイエットにおいて、夕食の際に毎回ハイボールかグラスビールを1杯飲んでいたが、それはカロリー計算に入れていない。だから、昼食と夕食の合計摂取カロリーは厳密に言うと毎回1500を上回ってはいたと思う。なお、炭水化物カットはしていない。

有酸素運動については、いろいろ試したが、最後にフィットネスバイクに行き着いた。これを40分~50分、けっこう頑張って漕いだ。

ランニングをしていた時期もあるが、雨が降っていると走れない、ひざと腰を痛めやすい、外に出るのが面倒、といろいろデメリットがある。

フィットネスバイクは室内なのでそういったデメリットが無いし、テレビや本を読みながらできる。ただ、汗はめちゃくちゃ出るので汗対策は必要。

 

フィットネスバイクは下記のものを買った。約3万円。

このバイクの凄いところはほぼ全く音がしない点である。非常にお勧め。なお、こちらはセンサーがついていないタイプ。ついてるタイプもあり、値段が高くなる。

 

体重を減らす方法は、突き詰めれば単純である。毎日のカロリー収支をマイナスにし続けること。ただそれだけ。炭水化物をカットするダイエットが流行っているが、あれも結局は炭水化物カットによってカロリーもカットされているというだけなのではないかと思う。

 

食事をやや制限し、さらに有酸素運動をすれば、カロリー収支は毎日わずかにマイナスになる。それを継続すると、体重は上下動を繰り返しつつ、だんだん減っていく。

目標に達するまでの体重の推移を示したのが下記のグラフである。なお、アプリで体重を記録し始めたのは2020年の2月2日から。

 

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ペースは一定で、毎月2キロ程度減っていった。停滞した時期もあった気がするのだが、こうやってグラフにしてみると一定に見える。

最初のころは食事を減らすだけで減ったが、だんだん減りづらくなってきたので、有酸素運動の量を増やした。

 

ダイエットをする際に気をつけなければならないのは、急に減らしすぎないことである。急減するとリバウントしやすくなる。さらに、急減を狙って極端な食事制限をすると、摂食障害を発症する可能性がある。摂食障害は命にかかわる恐ろしい病気であり、一度罹患すると非常に治りづらい。だから、一気に体重が減ることを喜んではいけない。毎月1~2キロ程度減るのがちょうど良いのではないかと思う。この点を私は最も強調したい。

 

食事制限&有酸素運動が「習慣化」すれば、あとはあまり大変ではない。

最初の1か月を乗り切り、1~2キロの減量に成功すれば、波に乗れるだろう。

 

うまく減量できたのは、コロナで飲み会がすべてなくなったことも大きく影響しているとは思う。一気に酒と食事の量が減った。

 

このように、58キロまで減量したわけだが、現時点でそこから1年1か月以上が経過している。目標体重達成日から現在までの体重の推移が下記のグラフである。

 

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この1年1か月間、ずっと57キロ台~59キロ台で推移している。60キロを超過したことはない。

 

減量期と異なり、食事制限はしていない。食べ過ぎないようにはしている。

有酸素運動はほぼ毎日している。内容は減量期よりもハードになった。

サイクリングアプリのズイフトで週に4回はワークアウトを行い、1回あたり60分~80分運動している。消費カロリーは600~800キロカロリー。そして、週に1回はロードバイクで100~150キロ程度のサイクリングをしている。

サイクリングは減量期も行っていたが、ズイフトを始めたのは減量が終わってから。フィットネスバイクをワフーキッカーバイクというズイフトに接続できるものに買い替えて始めてみた。

 

これにより有酸素運動能力が飛躍的に向上した。週末はいろんな峠に行ってヒルクライムを楽しんでいる。頑張った分、自分の体が変化していくのは非常に楽しい。

 

有酸素運動を習慣化できたことが、体重維持の大きな要因である。一度習慣化してしまうと、「やらないと気が済まない」状態になるので、勝手に継続できる。

 

私はかなりゴリゴリにトレーニングしている方だと思うが、体重を維持するだけならここまでゴリゴリにやる必要は無い。40分~50分、普通のフィットネスバイクを汗が出る程度に頑張って漕げば十分である。私の場合、筋トレも並行してやっているので体重が維持されている。筋トレを止めればもっと落ちると思う。

 

減量してもリバウンドしては全く意味が無い。

したがって、ダイエットにおいて、目標体重まで減らすことは「入口」に過ぎず、それを維持することが本番と言ってよいかもしれない。

ズイフトとロードバイクにはまった影響で、今のところ維持はできている。健康診断で指摘された脂肪肝も解消した。体年齢は26歳で、実年齢より11歳若い。間違いなく、人生で一番健康な状態である。

これを体が動くかぎり維持し続けることが「ダイエット」なのだろう。

 

 

 

ところで、急に本の宣伝をする。

私が所属するブラック企業被害対策弁護団で、労働に関する本を最近出版した。二次利用フリーになっている漫画「ブラックジャックによろしく」を織り交ぜて、気軽に楽しく読める労働法の本になっている。

今までいくつか本を出してきたが、個人的にはデザイン的にも内容的にも一番気に入っている。物凄くサクッと読めるが、その割に非常に濃い内容にできたと思っている。

この本を読めば「労働に関連する法律について、会社が言っていることはだいたいウソ」ということが分かるだろう。一家に一冊置いてほしい本だと本気で思っている。