モノシリンの3分でまとめるモノシリ話

モノシリンがあらゆる「仕組み」を3分でまとめていきます。

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ラグビー日本代表のメンバーがエディー時代からかなり変更されている

ラグビー日本代表のアルゼンチン戦及び欧州遠征へ向けたメンバーが発表された。

www.rugby-japan.jp

 

上記リンク先のメンバー表をそのまま下記に引用する(なお,FWとBKに分けられているだけで,ポジション別になっていない。協会はポジション別に表示してほしいなと思う。)

黒丸がついているのは,エディージャパンでもメンバーだった選手である。

FW
名前伸長体重エディジャパン
アニセ サムエラ198118 
伊藤 平一郎175115 
マルジーン・イラウア187105 
梶川 喬介188105 
木津 武士183114
仲谷 聖史170105 
布巻 峻介17896 
畠山 健介178113
日野 剛志172100 
ヘル ウヴェ193115 
堀江 翔太 ◎180104
松橋 周平18099 
アマナキ・レレイ・マフィ189112
三上 正貴178115
三村 勇飛丸17896 
谷田部 洸太郎190107 
山路 泰生180108 
山本 幸輝181118 
FW平均182.1108.1 
BK
小川 高廣17273 
小倉 順平17280 
笹倉 康誉18692 
立川 理道 ◎18095
田中 史朗16672
田村 優18191
福岡 堅樹17583
カーン・ヘスケス178100
松島 幸太朗17887
矢富 勇毅17685 
山田 章仁18288
ティモシー・ラファエレ18698 
レメキ ロマノ ラヴァ17792 
アマナキ・ロトアヘア191107 
BK平均178.688.8 
全体平均180.699.6 

 

エディジャパンのメンバーだった選手は,フォワードだと18人中5人しかいない。しかもその5人のうち4人がフロントロー

バックスは14人中7人で半分がエディジャパンのメンバーである。

少なくともフォワードについてはほぼ別のチームになったと言ってよいのではないだろうか。

 

フォワードの平均身長及び体重は,エディージャパンの時が186.9センチ,110.1キロだった。

したがって,フォワードの平均身長は4.8センチ低くなり,平均体重は2キロ軽くなっている。

フォワードはエディー時代より小型化したといえる。

 

ここで,あの歴史上最大の番狂わせを演じた南アフリカ戦のスターティングメンバーと比較してみる。

黒丸がついているのは現ジャパンにも入っている選手である。

FW
名前身長体重現ジャパン 
三上正貴178.0115
堀江翔太180.0105
畠山健介178.0115
トンプソン ルーク196.0108 
大野均192.0106 
リーチ マイケル190.0105 
マイケル・ブロードハースト196.0111 
ツイ ヘンドリック189.0107 
FW平均187.4109.0 
BK
田中史朗166.071
小野晃征171.083 
松島幸太郎175.088
立川理道181.094
マレ・サウ183.097 
山田章仁181.090
五郎丸歩185.099 
BK平均177.488.9 
全体平均182.799.6 

 

目に付くのはフォワード。フロントローの3人を除くと,南アフリカ戦のスタメンは現ジャパンに誰も入っていない(※交代出場した木津とマフィはメンバー入りしている)。

世界最強のフォワード陣を誇る南アフリカに勝利できたのは,ボール争奪戦で鬼神のごとき活躍をしたフォワード第2列及び第3列の力が極めて大きいと思う。

その頼りになる彼らがいない・・・途中出場して大活躍したマフィはいるが。

しかも今回代表に初めて選出された選手はフォワード18人中12人も占めているのである。

そして,フロントローを除くと,日本代表選出経験があるのはマフィと谷田部しかいない。その二人にしたってキャップ数は一桁。国際試合の経験が極めて浅いフォワード第2列及び第3列である。

あのアルゼンチンの超強力フォワードを相手にボール争奪戦を制することができるのだろうか。

ちなみにアルゼンチンはスーパーラグビーでも「ジャガーズ」としてほぼ同じメンバーで戦い続けてきたので,チームとしての完成度は極めて高いと思う。直近のザ・ラグビーチャンピオンシップにおいても南アフリカに勝利している。

ボコボコにされやしないだろうか。。。私はかなり不安である。。。

逆に互角に戦うことができれば,日本全体がレベルアップしていると言えるとは思う。

熱い戦いを見せてほしい。